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副院長ブログ27〜産後うつ④〜

執筆者の写真: つねファミリークリニックつねファミリークリニック

小僧さんが3ヶ月になろうとする頃、私は主人のおかしな冗談などに、心から笑うことができるまでに回復してきていました。日中はほぼ抱っこしていないと寝なかった小僧さんが、少しずつまとまって朝寝や昼寝をするようになってきたことも気持ちを楽にしてくれました。2-3ヶ月かかるけど徐々によくなるから、という妹の言葉通りでした。

私が産後についてこんな暗いブログを長々と書いたのには理由がふたつあります。私はこんなにつらかったんだアピールでは決してありません笑。ひとつは、程度の差はあれ、産後にこういう時期があるということをママのまわりの人に理解してもらいたい。もうひとつは、もし私のような人がいたら、決してひとりだと思わないでほしい、助けを求めてほしい。

人生、あとから振り返ったらたったの数ヶ月でしょ?と言われるかもしれません。でも、この時期に自ら死を選んでしまう女性が毎年いるのが現実なんです。妊産婦死亡の原因の一位は自殺です。少し前にあった、2ヶ月の子を連れて命をなくしてしまったお母さんのニュース、私は胸が張り裂けそうなほどつらかったです。他人事に思えませんでした。核家族が多い今、孤独に子育てしているママはたくさんいます。じゃあ親世代と同居すればいいじゃないか、と言われてもいろんな事情でそうできない場合だってあるはずです。

もっと、ママが生きやすい世の中に。

まずは理解、それから始まると思います。



 
 
 

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